ビオトープを作ろう
ビオトープは水を張るのでとても重くなり、一度設置すると動かすのが容易ではありません。
ベランダや庭の置き場所を決めてから、設置しましょう。
水生植物は、日当たりがとても重要です。
スイレンなどは、根元にしっかりと日光があたらないと花が咲きません。
夏に高温になりすぎることも考慮し、西日があたり過ぎない南側がベストです。
ベランダでは、真夏の照り返しで思った以上に高温になることがあります。
いざというときに、よしずなどで日よけしてあげられることも考慮しておきましょう。
また、直接床に鉢を置かず、スノコやレンガなどで風通しをよくしてあげるのも
一案。
庭でも、板などの上に置いておくと、場所の微調整ができます。
設置の際、オーバーフロー(水をこぼして汚れを流す)させるので、水が流れても
大丈夫なところに置くことも重要です。
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土をほぐす
鉢を設置したら、用土を入れて固まりがなくなるようほぐします。
大きなゴミなどがあれば取り除きます。
用土の量は、鉢底から3分の1程度あればよいでしょう。
深い鉢にスイレンを植えると、葉っぱが水面に届かない場合があるので
別の植木鉢に植えて、レンガなどで上げ底をします。
この場合、鉢に直接入れる用土は少なめ(もしくはなくても可)です。
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植物を植えつける
土をならして、植物を植えつけます。
直接植える場合は、後に移動できませんのでバランスを考えます。
スイレンなら真ん中に。
背の高いものがあれば、後ろ側に。
広がりやすいものを数種入れるなら、浅い植木鉢に植えて
レンガなどで上げ底をして入れます。
後から、移動したい場合は上げ底方式が有効です。
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植水を入れる
植物の位置が決まったら、水を入れます。
土が思った以上に濁ります。ゆっくりゆっくり、土が舞わないように
少しずつ注いでいきます。けっこう時間のかかる作業です。
鉢の壁にアクアリウムのネット(魚すくうやつです)などをあてて
そこを通して注ぐと、土が舞いにくいです。
直接土に水が当たるとすごく濁りますが
多少の濁りは、後で落ち着いてきますので、心配いりません。
鉢からこぼすように、たっぷり水を注いでいきます(オーバーフローといいます)
オーバーフローすることで、細かい汚れが流れていきます。
ある程度、汚れがなくなったらOKです。
濁りが落ち着くまで、しばらく置いておきましょう。
設置したばかりのビオトープの水は、きれいに澄んだ状態にはならないことが多いです。
少しの濁りは気にしないで下さい。
植物と生体がなじんでくると、徐々に水も澄んできます。
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生体と浮き草を入れる
カルキ抜きの薬剤などを入れて、生体を入れられる水に調整します。
まずは、ビニール袋にメダカやエビなどを入れ、そのままビオトープに入れます。
水温調整のためです。
1〜2時間ほど置いたら、ビニール袋の水を少し捨て、中にビオトープの水を足します。
水質に慣れさせるためです。
3回ほど捨てて、足して、を繰り返してから、ビオトープ内に放ちます。
浮き草を浮かべます。
浮き草はできれば買ってきてすぐ入れず、しばらくバケツなどにつけておくといいです。
あまり状態のよくないショップで購入した場合は、40℃くらいの温水で根の部分を
洗って水につけておくことをおすすめします。不要な貝や虫を入れないためです。
最初のうちは、メダカにエサを与えておいたほうがいいでしょう。
落ち着いてきたら、微生物なども増えてくるのでエサをあげなくても元気に育ちます。
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鉢、土、植物がセットになったものがありますので まずはセットを選んで、好きな水草を足していくのもいいと思います。
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